第1回キャリア教育アワード

第1回キャリア教育アワード受賞企業・団体紹介・インタビュー

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2011年3月8日開催、第1回キャリア教育アワードの結果は以下のようになりました。
※受賞インタビューは、アワード当日に行いました

第一回キャリア教育アワード受賞企業

最優秀賞

パナソニック株式会社「エコ・モノ語(がたり)」 小学校5年生の社会科単元「工業生産を支える人たち」に連動し、生活に身近な家電製品をテーマに、モノづくりを支える人々の役割や、環境への努力、工夫について体系的に学ぶことをねらいとしています。

 また、キャリア教育の観点からは、モノづくりを支えるさまざまな役割の人々の連携によって仕事が成り立っていることなどを伝えます。

パナソニック株式会社「エコ・モノ語(がたり)」 プログラムの特徴は、知識提供型ではなく、児童の気づきと好奇心を引き出し、思考力を育成することをねらいとした作りとなっています。
 また、当該単元の5時間のうち、4時間は教員が実施し、1時間を企業講師が実施するという学校が導入しやすい設計となっているところがポイントです。

◇ 受賞インタビュー パナソニック株式会社 コーポレートコミュニケーション本部
社会文化グループグループマネージャー 小川 理子 氏

パナソニック株式会社「エコ・モノ語(がたり)」 当社は本プログラムをパナソニックの企業市民活動のひとつの柱として推進してまいりました。今回の受賞は私たちのやってきたことが間違っていなかったという自信をいただいたような気がいたします。受賞の際には、ユーストリームで見ていた各地の社員たちが続々とメールをおくってくれて、みんなで喜びを分かち合うことができました。モノづくりの企業であるという私たちの強みをどう子どもたちに還元していくかということを常に心がけてまいりましたし、これからも私たちが企業として、背伸びせずに日ごろやっていることを社会に還元していきたいと思っております。

小宮山審査委員長賞(準グランプリ)

横須賀商工会議所 中学生「“自分再発見”プロジェクト」 横須賀市内の中学校9校(H23年度は11校)に対して実施しているプログラム。中学生と職業人のグループディスカッション、マナー研修、仕事についての講話など教育界と産業界のベクトルを合わせ、「人を育てる」というミッションを共有しました。

横須賀商工会議所 中学生「“自分再発見”プロジェクト」 width= 子ども自身の考えさせる機会を提供し、子ども発のアイディアや提案をどのように具現化させるかに軸足を置いたプログラムとなっているなかで、産業界、教育界の連携が推進され、市の基本計画の重点政策として「キャリア教育」の推進が明記されました。

◇ 受賞インタビュー 横須賀商工会議所情報企画課主任 佐藤 廣 氏

横須賀商工会議所 中学生「“自分再発見”プロジェクト」 本賞の受賞はMTT(マイタウンティーチャー)という職業人講師の方々や、協力者、協力企業など、横須賀を愛し、横須賀の子どもを育てたいと考えている全ての方に対しての受賞だと思っております。本プログラム実施当初は1件1件まわって説明をし、理解、協力を得てきましたが、着実に協力者、企業も増え、認知度も高まっております。

 プレゼンの際にもご覧いただいた自動車整備士の職業人講師は、実際に自分が乗ってきた車を使って生徒に整備士体験をさせていました。その車に乗って帰るのだから、ねじがはずれたり壊れたりしたら大変です。それだけ、講師も本気で取り組むから、生徒も本気になります。また、本事業は、産業界側のコーディネーターだけでなく、退職した校長先生が学校側のコーディネート役を引き受けていただくことにより、双方の理解が深まりました。さまざまな大人が連携をして同じミッションにむけて進んでいくなかで子どもにたくさんの「気づき」を感じてもらいたいと思います。

優秀賞

会津若松商工会議所青年部

ジュニアエコノミーカレッジ

会津若松商工会議所青年部 ジュニアエコノミーカレッジ 平成12年からはじまった本プログラムは小学校5年から6年生を対象に、会社の設立、資金調達、商品企画・製造・販売など会社の一連の活動を行います。会津若松のほか、平成18年からは、秋田、福島、岐阜など全国展開をはじめ、平成22年には全国11か所で実施しました。

会津若松商工会議所青年部  ジュニアエコノミーカレッジ 子ども自身が自分で決めて自分で実行する自分力を発揮するプログラムです。学校や、家庭などで教科の知識、社会生活上のコミュニケーションを学んではいるが、それを発揮する場所が減っているという課題に対して実施されています。

◇ 受賞インタビュー 会津若松商工会議所青年部 副会長 吉川哲也 氏

会津若松商工会議所青年部  ジュニアエコノミーカレッジ 地域を作るのは地域に住んでいる人で、その人たちが「当事者」として、地域のことを決定していくことが必要だと思っています。地域の大人が「当事者」としての責任や覚悟を子どもにしっかりと示していくことが重要だと考えています。本プログラムにより、学校では特に目立つところもない子どもがとても生き生きとして、様々な活動をする姿をみるにつけ、地域の大人の本気の覚悟が必要であると感じます。

 また今後もより多くの地域の子どもが本プログラムに参加し、自分力を発揮する機会を増やしてほしいと思います。どの地域でも導入しやすいよう展開サポートし、本プログラム参加者が情報共有するサミットも全国展開していきたいと考えております。

優秀賞

株式会社シマノ 本プログラムは経済産業省「地域自律・民間活用型キャリア教育プロジェクト」のプログラムとして、平成17年度から実施してまいりました。小学5年生から中学校3年生までを対象に21世紀の自転車作りのミッションをあたえ、マーケティングから企画書作り、発表、振り返り等を行うプログラムです。

株式会社シマノ 大阪の真髄である「なんでやねん!」という言葉が基礎になっており「なんでそう考えるのか?」「なんでそれがいいと思うのか?」という思考リテラシーの育成に重点を置いています。

◇ 受賞インタビュー 株式会社シマノ広報部広報課課長 江原 政光 氏

株式会社シマノ 世界中の様々な言語、文化の違うメンバーと共に製品を作っていく当社は、企画やアイデアを論理的に相手に伝え、課題を解決していく必要があります。この当社の強みが本プログラムにいかされています。また、私たちは「講師」としてではなく、「社会人」として子どもたちと接します。大人が本気で働く姿勢を感じてほしいからです。

 子供達には課題に対して「なんでやねん」を徹底的に考えぬくことを求めます。子供達の考えた企画書を途中でボツにすることもある非常に厳しいプログラムではありますが、考え方や、アイデアの出し方のヒントを与えると驚くような企画が出てきたりします。また絵の得意な子どもは企画書のイラスト部分を手伝うなど、自分の得意な部分をチームに提供することで子どもたちが自然に参加でき、最終的にはどの子どもも「考えるって楽しい」と思えるプログラムになっています。

 本プログラムは、企業であれば実施できますし、参加した社員自身が企業人として、また企業市民として必要なことをあらためて考えられるきっかけにもなります。より多くの企業に本プログラムに参画していただきたいと思います。

優秀賞

新生フィナンシャル株式会社

金銭基礎教育プログラム Money Connection

新生フィナンシャル株式会社 金銭基礎教育プログラム Money Connection 様々な外部の機関と連携し、平成22年度はプログラム実施回数179回。受講者数は5559名にのぼっております。

 内容は働くこととお金について学ぶという金銭教育が基礎となっています。生きていくために必要な金額やお金の稼ぎ方、働き方の情報を提供。自分のイメージする将来像や生活スタイルにはどれぐらいのお金が必要であり、どのような進路を選択する必要があるか学びます。

新生フィナンシャル株式会社 金銭基礎教育プログラム Money Connection また、キャリアによって必要なものや欲しいもの、手に入れられるものが変わるということも学びます。

◇ 受賞インタビュー 新生フィナンシャル株式会社マーケティング部門ブランドコミュニケーションアシスタントマネージャー 大槻 昌弘 氏

新生フィナンシャル株式会社 金銭基礎教育プログラム Money Connection 外部の様々な団体と連携することによって企業だけではできない広がりのあるプログラムが実施できたことが大きな成果だと思っております。

ニート状態になる原因はいろいろありますが、「お金に関する正しい知識や金銭感覚の欠如」もその一つです。そこで、生きていくために必要となるお金や物の価値について考え、多様化する雇用形態や、働き方による生活スタイルの違いを知り、より長期的な視野で「お金」や「人生」について考える機会を提供することにより、自らの進路を慎重に考えられるようになれば、不本意なニート化を防ぐことができるのではないかと考えています。

今後も、パートナーである「育て上げネット」と共にプログラム提供地域を拡大し、ニート化予防のための取り組みを全国に普及させたいと考えています。

 

優秀賞

日本アイ・ビー・エム株式会社 本プログラムは平成15年から開始し、様々なコーディネーター機関と連携し小中学校を中心に実施してまいりました。平成22年は98回実施、参加児童生徒は約6500名になります。

日本アイ・ビー・エム株式会社 大きく理科、環境、国際の分野でキャリア教育支援を行っております。特に力を入れている理科教育、環境教育では、当社の強みであるエンジニアについて説明をし、ロボットを組み立てたり、身近な材料を用いた理科実験を行っております。

◇ 受賞インタビュー 日本アイ・ビー・エム株式会社公共事業 官公庁IBDT Smarter City推進担当次長 横田 由美子 氏

日本アイ・ビー・エム株式会社 本プログラムのボランティアで参加しても査定が上がるわけではないなか、徹夜してでも仕事を終えてボランティアに参加する社員がたくさんいてくれることは本当に感謝しております。最初に参加する動機は子どもが好きだからとか、なんとなく、ということなのですが、子どもと触れ合うなかで様々な気づきがあるという声を参加した社員からよく聞きます。

 当社は「よき企業市民たれ」という理念があり、学校だけではできないことで当社がお役に立つのならさまざまにお手伝いをしたいと思っております。ただ、一企業ではできないこともあります。そんなときに、さまざまなコーディネーター機関と連携することができ、プログラムや実施規模にも広がりが生れました。今後は、さらに、他の企業などとも連携しながらネットワークを作り活動を広げていければと感じております。

◆審査員特別賞

東芝テックソリューションサービス株式会社
(受賞時 テックエンジニアリング株式会社)

体験型科学教育

テックエンジニアリング株式会社 体験型科学教育 平成22年特別支援学校において、通年にわたる授業を実施しました。体験レジ係、GEMSの犯罪科学捜査プログラム、五感を駆使した「味覚の科学」プログラム等を実施。今回はこの活動に対する受賞です。

◇ 受賞インタビュー 東芝テックソリューションサービス株式会社 総務部ISO・MI推進グループ 金沢 直美 氏

 今般の一連の活動は、七生特別支援学校(東京都日野市)の先生方、
連携して下さった他社の皆様のお力添えのもと、継続することができました。
この場をお借り致しまして、御礼申し上げたいと思います。

テックエンジニアリング株式会社 体験型科学教育当初は特別支援学校に関する知識を何も持ち合わせず、コミュニケーションはできるのだろうか?用意したプログラムはきちんと実施できるのだろうか?知らない人間が突然訪ねていくことによって、逆に学校のご迷惑になるのではないか?という心配がありました。でも実際には、こうした心配は杞憂でした。

年間を通して生徒の皆さんと接してきて感じたことは、「我々の方がたくさんのことを教わっていた」「社会参画や学びの機会をご提供しているつもりで、我々の方が交流の機会を頂いていた」ということでした。「無知の知」「体験の価値」にあらためて気づかされました。

日本の社会の中で、こうした気づきの機会は大変少ないことを痛感します。体験し、学ぶべきなのは我々の方です。多様性の重要性が語られる今日、少しでも多くの人が、知的障がい者の社会参画を身近な問題としてとらえることができるような社会を構築していくべきであると感じます。

このような活動をもっと広く社会にお伝えしながら、連携してくださる企業、団体<とのネットワークを拡げたいと感じています。単発でないお互いに効果の見える活動にしていくためにも、連携は必要だと感じます。

第一回キャリア教育アワード 審査風景

第一回キャリア教育アワード 審査風景


トークリレー~これからの教育の話をしよう

私たちが教育に参加する意味

柏原 裕一郎 氏(株式会社電通プラットフォームビジネス開発室専任部長)柏原 裕一郎 氏
(株式会社電通プラットフォームビジネス開発室専任部長)


学校の現状

中島 豊 氏(東京都杉並区立天沼小学校校長)中島 豊 氏
(東京都杉並区立天沼小学校校長)


田中 邦明 氏(北海道教育大学函館校教授・水産学博士・キャンパスコンソーシアム函館運営会議座長)田中 邦明 氏
(北海道教育大学函館校教授・水産学博士・キャンパスコンソーシアム函館運営会議座長)


海外の事例

松田 悠介 氏(特定非営利活動法人Learning for All代表理事)松田 悠介 氏
(特定非営利活動法人Learning for All代表理事)


これからの教育の話をしよう

生重 幸恵 氏(一般社団法人キャリア教育コーディネーターネットワーク協議会代表理事・特定非営利活動法人スクール・アドバイス・ネットワーク理事長)生重 幸恵 氏
(一般社団法人キャリア教育コーディネーターネットワーク協議会代表理事・特定非営利活動法人スクール・アドバイス・ネットワーク理事長)



あのトロフィーをもっとよく見たい!という声が続々と・・・・

このトロフィー、当日表彰をされた経済産業省産業人材室の林企画官のご説明にもあったように、二宮尊徳をモチーフにしています。

まきを背負って働きながら、書物を開いて学び、足を一歩踏み出しているその姿はキャリア教育そのものです。

また二宮尊徳は、報徳思想(私利私欲に走るのではなく社会に貢献すれば、いずれ自らに還元されるという考え方)を唱えた人でもあります。

まさに、二宮尊徳こそが、キャリア教育のシンボルであると考え、トロフィーのモチーフとさせていただきました。

トロフィー尚、このトロフィーは本協議会メンバー、NPO法人北海道職人義塾大学校の職人さんたちの粋を結集して作成されたものです。
実際にこのトロフィーを作成した北海道職人義塾大学校の専属デザイナー衣川義清さんは
『現代風な二宮尊徳というテーマに苦しみました。 二宮尊徳のイメージが固定されているので難しかった。』と語っています。
また、事務局長の藤田和久さんは「デザインは私どものスタッフが担当し、木型と鋳造は会員企業2社が一連生産で作成しました。」ということです。


たくさんのご参加ありがとうございました!


第1回キャリア教育アワード応募事例

第1回キャリア教育アワード受賞企業・団体のご紹介・インタビューを見る

第1回キャリア教育アワード エントリー事例もくじ
  1. 株式会社 教育と探求社
  2. 富士通株式会社
  3. 株式会社リンクアンドモチベーション
  4. 大和ハウス工業株式会社
  5. ヴイストン株式会社
  6. 森ビル株式会社
  7. 株式会社日立東日本ソリューションズ
  8. 株式会社北國銀行
  9. ソニー株式会社
  10. シャープ株式会社
  11. TOTO株式会社
  12. 住友商事株式会社環境・CSR部
  13. 新生フィナンシャル株式会社
  14. 日本マイクロソフト株式会社
  15. 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント
  16. NECキャピタルソリューション株式会社
  17. 野村ホールディングス株式会社
  18. アイシン精機株式会社
  19. 会津若松商工会議所青年部
  20. 株式会社アイエスエフネット
  21. 丸紅株式会社
  22. VITA+(ビータプラス)
  23. 株式会社ホームインプルーブメントひろせ
  24. 東芝テックソリューションサービス株式会社
  25. 札幌総合情報センター株式会社
  26. 日産自動車株式会社
  27. パナソニック株式会社
  28. (有)蔵王マウンテンファーム
  29. 株式会社みずほフィナンシャルグループ
  30. 株式会社ニチイ学館
  31. 株式会社みずほフィナンシャルグループ
  32. 株式会社カプコン
  33. 株式会社みずほフィナンシャルグループ
  34. 株式会社野村総合研究所
  35. 株式会社みずほフィナンシャルグループ
  36. 日本アイ・ビー・エム株式会社
  37. さくらクリニック
  38. 一般社団法人日本チャレンジ教育協会
  39. 日立製作所・日立グループ
  40. 株式会社日立ソリューションズ
  41. ALSOK
  42. CSKグループ
  43. 日本マイクロソフト株式会社
  44. 株式会社りそなホールディングス
  45. 旭化成グループ
  46. 株式会社リクルート
  47. 株式会社野村総合研究所
  48. 特定非営利活動法人ネイチャリング・プロジェクト
  49. 就職予備校
  50. 株式会社酉鳥製作所
  51. 株式会社リコー
  52. DOWAエコシステム株式会社
  53. 日本電産株式会社
  54. 株式会社イトーヨーカ堂
  55. 株式会社リコー
  56. 鹿島建設株式会社東北支店
  57. 東京海上日動火災保険株式会社
  58. 横須賀商工会議所
  59. 株式会社イトーキ
  60. 株式会社キングジム
  61. 京葉ガス株式会社
  62. 独立行政法人放射線医学総合研究所
  63. 株式会社Campanula(カンパニュラ)
  64. シチズンホールディングス株式会社
  65. 株式会社東芝
  66. トヨタ自動車株式会社
  67. 株式会社ベネッセコーポレーション九州支社
  68. フリービット株式会社
  69. 株式会社デンソー
  70. 遠赤青汁株式会社
  71. 株式会社電通テック
  72. 株式会社シマノ
  73. 株式会社ウィザス
  74. 社団法人電子情報技術産業協会
  75. ソニー生命保険株式会社
  76. 社団法人東京青年会議所杉並区委員会
  77. 社団法人電子情報技術産業協会

第1回 キャリア教育アワード応募事例

株式会社 教育と探求社

プログラム名 クエストエデュケーション
企業名 株式会社 教育と探求社
概要 ●実施対象学年 : 中学校2年生~高校3年生
●授業に要する時間 : 45分×24回 年間を通じて取り組みます。

クエストエデュケーション企業探求コースは、実在の企業でのインターンシップを教室で体験できるプログラム。

現実社会の中でさまざまな取り組みを続ける企業の姿をリアルタイムでとらえ、自ら体験することで、社会や経済の仕組みに触れるとともに、働くことの意味や楽しさ・大変さを実感を持って学ぶことができる。

富士通株式会社

プログラム名 環境出前授業
企業名 富士通株式会社
概要

●実施対象学年 : 小学校3年生~成人
●授業に要する時間 :45~90分

コンテンツ1 「パソコン分解を通して学ぶ3R」

省エネ、省資源へ取り組むためのキーワードである3R(Reduce,Reuse,Recycle)を理解し、パソコン分解を通して、パソコンの3Rへの取り組みを知る。

コンテンツ2 「環境カードゲーム My Earthを通して学ぶ環境問題」

地球環境カードゲーム My Earthを使って地球環境問題を学びます。普段の生活の中での自分たちにできる環境配慮活動は何かを考え、行動を起こすためのきっかけとする。

株式会社リンクアンドモチベーション

授業名

社会体験の学びを最大化する「モチベーション向上」プログラム

~働く大人のやる気のもとを解明せよ!~

企業名 株式会社リンクアンドモチベーション
概要 ●実施対象学年 :中学校2年生
●授業に要する時間 :

事前授業90分×2回

事後授業90分×3回

①社会体験(職場体験)での「学び」の最大化  全国の多くの中学校で実施されている社会体験だが、本プログラムでは社会体験での学びを最大化するために「テーマ(=働く大人のやる気を解明せよ)」を設定し、その上でそのテーマに基づいて、事前授業、事後授業を設計・実施した。

②「キャリア教育」の推進  働く上でどんな力が求められるのか、そもそもなぜ働くのかというキャリア教育で重要なテーマについて、事後授業で外部の大人が入り、生徒の学びを引き出し、繋げる役割を担う。

③生徒の学びを保護者や受入団体、地域にアウトプット  「テーマ」に基づいた生徒の成果(=アウトプット)をまとめ、それを印刷して、保護者や受入団体、地域に配布する。

大和ハウス工業株式会社

プログラム名 大和ハウス工業のキャリア教育プログラム「ドリカムスクール」

企業名 大和ハウス工業株式会社
概要 ●実施対象学年 : 小学校(高学年)、中学校、高等学校
●授業に要する時間 : 90分~120分を3~4日間

ドリカムスクールの主な特長

(1)各学校の課題に応じたプログラム作り

(2)社員が生徒の企画・プレゼンを支援

(3)生徒が実感できる教育効果

ヴイストン株式会社

プログラム名 ロボット学習教材「ビュート」シリーズを利用した、初学者からのプログラミング講習及び教育のための補助事業

企業名 ヴイストン株式会社
概要 ●実施対象学年 :

①全国の高等学校情報科教員を対象

②中学校技術家庭教員養成課程の学生

③高校2年生以上

④小学校高学年以上

⑤全国の高等学校情報科教員を対象

⑥大阪市内の小学校4年生~中学校3年生を対象

⑦全国の教育機関を対象
●授業に要する時間 : 50分の授業を2~3回。受講者のレベルに応じて、フォローアップ講習なども実施

授業用のワークシートや授業用の参考動画など、教材を使った授業を行うための豊富な資料を公開している。教材は簡単な組み立て式で、ものづくり学習が可能。フローチャート式の簡単なプログラミングソフトが付属し、初学者なら誰でも学習が可能。

台車型ロボット「BeautoRacer」を動かすためのプログラムを拡張し、実物と同じように画面上で動くシミュレータを開発し、無償でダウンロードして使えるようにした。動作のアルゴリズムを考えて、それをフローチャートで表すとロボットが動くことで、アルゴリズムの妥当性を検証することができる。

森ビル株式会社

プログラム名 ヒルズ街育(まちいく)プロジェクト

企業名 森ビル株式会社
概要 ●実施対象学年 : 小学校全学年
●授業に要する時間 : 1時間~2時間

“環境”“安全”“文化”をテーマに、再開発によって創り出した街「六本木ヒルズ」及び「アークヒルズ」の通常非公開となる裏側までをも含めた街全体を舞台に開催する、親子で参加できるオリジナルの学習プログラム。

子どもたちが楽しみながら「都市における環境の大切さ」などを学ぶ機会を提供するとともに、夏休みの自由研究としても活用できるよう工夫している。各ツアーごとにオリジナルの記述式ワークシートを作成することにより、参加意識を高めるほか、終了後の復習シートでも活用できるように工夫している。

株式会社日立東日本ソリューションズ

プログラム名 次世代人材教育を目指したIT実践教育プログラム

企業名 株式会社日立東日本ソリューションズ
概要 ●実施対象学年 : 中学生~大学院生
●授業に要する時間 :

初等教育:1コマ形式(1~2時間程度)

中等、高等教育:数週間~数カ月にわたる継続的講義・実習形式

社会人としての基礎力の醸成を共通テーマとして、「知る」「考える」「体験する」を三本柱に、知識だけでなく身のある学習効果を目指したプログラムである。実社会への橋渡しができることを重視し、講師の職業観を実際に話すことで、社会人としての職業観を醸成。納期や費用を守る作業計画及び報告、ニーズや前提を踏まえた開発体験からその重要性を認識してもらう。

受講生の関心を持たせる工夫も盛り込んであり、例えば初等教育なら体験を重視し、一つ一つの内容を短く設定することで、教育課程に応じた理解を促している。中高等教育では、実際のシステムの開発の一端を経験させ、責任感と達成感を与えている。

株式会社北國銀行

プログラム名

①企業見学、職場体験

②金融教育セミナー

③出張授業

④商業教員資質向上研修

企業名 株式会社北國銀行
概要 ●実施対象学年 :

①小学生から大学生まで

②高校生

③小学生から大学生まで

④石川県内の商業科教員
●授業に要する時間 : 60分~90分程度

①企業見学、職場体験  支店長をはじめとしたベテラン行員が、働くことの尊さや銀行の仕組みを教えるだけでなく、若手が銀行業務を説明する。

②、④金融教育セミナー 教員の資質向上に協力する商業科教員研修

③出張授業  行員が講師となり、地域の子どもたちに銀行の仕事や、働くことの大切さを伝える。紙芝居を使って、銀行の役割やお金の大切さを伝える。 銀行の仕事や、お金の役割の授業を実施 等

ソニー株式会社/国内グループ会社

プログラム名 ソニー・サイエンスプログラム

企業名 ソニー株式会社/国内グループ会社
概要 ●実施対象学年 : 小学校1年生~高校3年生
●授業に要する時間 : 50分~4時間

「国民科学知識の実際的啓発」を目指し、次世代を担う子どもたちへの科学教育活動で、子どもたちに科学の面白さや楽しさを、体験を通じて自主的に学ぶ機会を提供するもの。社員が自主的に講師やボランティアスタッフとして参画し、子どもたちや社会との繋がりをワークショップ及び授業を通して体験する。液晶テレビの仕組みやCDの原理、非接触ICカード技術などを説明し、生徒が習っている理科が身近に使っている電機製品の中でどのように活用されているかを説明し、その結びつきと理科教育の重要性を感じてもらう内容となっている。

シャープ株式会社

プログラム名 小学生ものづくり教育

企業名 シャープ株式会社
概要 ●実施対象学年 : 小学校4~6年生
●授業に要する時間 : 45分×2時限

次代を担う子どもたちを対象に、弊社エンジニアが講師となって全国の小学校に出向き、身近な製品を題材とした講義と実験などによるものづくり授業を通じ、職業観の醸成に繋げるとともに、理科への興味を高める。製品の進化の講義:携帯電話をモチーフに、ものづくりとは使う人の声や夢を形にし、ライフスタイルに大きな影響を与える創造的な活動であることを講義形式で伝え、児童の関心を喚起する。

グループワーク:模擬商品企画会議としてグループで夢の携帯電話について意見交換を行いながらアイデアを発表する。

製品の分解:製品の分解実験を取り入れ、どのような部品や工夫があるか仮説を立て、グループごとに製品開発に込められた創意工夫についての理解を深める。

メッセージング:社会人基礎力(生きる力)に繋がる、好奇心、探究心、粘り強さ、チームワークといった、働くときに大切な心構えをメッセージとし、職業観や勤労観の醸成に繋げている。

TOTO株式会社

プログラム名 親子エコ教室

企業名 TOTO株式会社
概要 ●実施対象学年 : 小学生中~高学年
●授業に要する時間 : 約90分

約1時間半、親子でクイズや実験を通して、節水やCO2削減などエコについて考える。その日学んだことを書き込めば、自由研究として提出できるシートも配布している。

オープニングスライドで「TOTO KIDS」のキャラクター達がクイズを交え、分かりやすく世界の水戦争・バーチャルウォーター等を説明。さらに、科学実験として、ペットボトルを使用した水流の実験と打ち水をもとにした実験を行う。クイズラリーは、ショールーム内に設置されたヒントパネルを探して、親子ペアで回答を記入する。その他、説明やアンケートの記入。

住友商事株式会社環境・CSR部

プログラム名

みんなが暮らしやすい社会について考えてみませんか?

~バリアフリー映画を通して、視聴覚障害者の情報保障について考え、障害者への理解を深める~

企業名 住友商事株式会社環境・CSR部
概要 ●実施対象学年 : 小学校高学年、中学校2年生
●授業に要する時間 : 約2時間半

映画のバリアフリー化に取り組んでいる。視覚や聴覚に障害がある人が、話題の映画を家族や友人と一緒に観賞できる、視覚障害者向け「音声ガイド」と聴覚障害者向け「日本語字幕」を付けた作品を制作。

地域の小中学生が視聴覚障害者と一緒に映画を観賞することで、視聴覚障害者への「情報保障」の問題を考える、「みんなが暮らしやすい社会とは何か?」を学ぶプログラム。

新生フィナンシャル株式会社

プログラム名 金銭基礎教育プログラムMoneyConnection
企業名 新生フィナンシャル株式会社
概要 ●実施対象学年 : 主に高校1~3年生
●授業に要する時間 :

1プログラム実施の場合:45~50分間

2プログラム実施の場合:90~100分間

ニート状態に陥る原因の一つに「お金に関する正しい知識や金銭感覚の欠如」があることに着目。生きていくために必要となるお金やモノの価値について考え、多様化する雇用形態や、働き方による生活スタイルの違いを知り、長期的な視野で「お金」と「人生」について考える機会を高校生に提供している。

“働くこととお金”について学ぶ「稼ぐ」編、モノの価値と自分の価値観について学ぶ「使う」編で構成され、一人暮らしを始めたら一体生活費がいくらかかるのかを計算し、年齢、職業、雇用形態、月収などを設定したカードを使いながら将来の生活をシミュレートしたり、グループで話し合うことで、楽しみながらお金の本質を考えるプログラムとなっている。

日本マイクロソフト株式会社

プログラム名

1)職場見学プログラム

2)職場体験プログラム

3)高度IT人材育成プログラム1(Imagine Cup)

4)高度IT人材育成プログラム2(オンキャンパスセミナー)

企業名 日本マイクロソフト株式会社
概要 ●実施対象学年 :

 

1)、2)小学生以上の学生

3)高校生、大学生、高専生、専門学校生

4)大学生、高専生、専門学校生
●授業に要する時間 :

1)90分で社員による講話

2)2日間

3)ITリーダー育成キャンプ(2日間)

4)90分

1)、2)職場見学/体験プログラム:   90分の職場見学、2日間の職場体験を通して、外資系IT企業ならではの、グローバルで先進的な仕事環境及び内容の紹介。ITを活用したテレワークなどの新しい働き方の紹介。

3)高度IT人材育成1 「Imagine Cup(イマジンカップ)」:  全世界の学生を対象に開催している、IT技術コンテスト「Imagine Cup(イマジンカップ)」。挑戦する日本の学生に対して、将来世界に通用する高度なIT人材育成を目的とし、プロフェッショナルによる技術アドバイス、プレゼン指導、英語でのコミュニケーション指導など、強力にバックアップし、大会進出を支援する。

4)高度IT人材育成2 「オンキャンパスセミナー」:  マイクロソフトオンキャンパスセミナーは、学校・学科・クラス単位で申し込める学生向け無償セミナー。

コンピュータの未来について、マイクロソフトの最新テクノロジー紹介など今後のIT業界を目指す学生が業界を知ることができる。

株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント

プログラム名 キャリア教育支援プログラム ~ゲームでつながる授業と仕事~

企業名 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント
概要 ●実施対象学年 : 小学生~高校生を対象
●授業に要する時間 : 実施授業により異なるが、50分前後での実施が多い

現代の子どもにとって極めて身近な存在で、興味・関心をもちやすい対象であるゲームを題材にすることにより、楽しみながら「仕事とは」「働くということ」について学ぶことができる。

授業プログラムは9種類あり、ゲーム会社の仕事においても学校生活の様々な経験が活きてくることに触れる「ゲーム会社で働く人たち」や、ゲームプログラマーの仕事は数学や理科の知識が深く関わっていることに気付くことができる「ゲーム制作と数学の意外な関係」「ゲーム制作と理科の意外な関係」の授業はこれまで数多く実施されてきた。

また、PCの代わりに「プレイステーション3」の映像ビューワーを用いて授業を行っている。

NECキャピタルソリューション株式会社

プログラム名 わくわく子どもの池プロジェクト

企業名 NECキャピタルソリューション株式会社
概要 ●実施対象学年 : 小学1~6年生
●授業に要する時間 : 授業数6~10時間

ビオトープ造成を希望する学校の児童・生徒に対し、導入教育から造成までの一連のプログラムを提供する。

未来を担う子どもたちが昆虫やカエルなどと触れ合い、観察する中で自然の生態系の仕組みを体験的に学び、環境意識を高めるきっかけ作りが目的である。

野村ホールディングス株式会社

プログラム名

中学校教員向けセミナー“これからの社会を生きる”

~中学生とお金のかかわりについて考えるセミナー~

企業名 野村ホールディングス株式会社
概要 ●実施対象学年 :

授業推奨学年:中学校1~3年

教員研修対象:小・中学校教論
●授業に要する時間 : 50分×2回

「お金と投資」を題材に、意思決定力の育成を目的としている。1時間目の授業で、中学生の身近な事例からお金や投資の役割を知り、2時間目の授業ではDVDを使って、環境にやさしい発電会社への投資の模擬授業を行う。この2時間を通して、キャリア教育視点での能力育成と共に、現代社会における投資の役割と社会を豊かにするための投資の機能についての知識理解を促し、“生きる力”について学ぶ仕掛けとなっている。

アイシン精機株式会社

プログラム名 アイシン環境学習プログラム

企業名 アイシン精機株式会社
概要 ●実施対象学年 : 小学校4年生~6年生
●授業に要する時間 : 学校の要望に応じながら、年間計画に基づいて複数回をサポート(1~2時間の講座を5回程度実施。フィールドワーク及び発表会の場合はその限りではない)

アイシン精機工場のある地域及び従業員が多く住む愛知県三河地区を中心として、年間を通じたプログラム。

ステップ1・2→座学・体験   「森」「水辺」「暮らし」「産業」の4つをテーマで、「座学」と「体験」をベースとした出前授業を実施する。

ステップ3→落とし込み   動物、自然環境の視点に立って人間と生きものの関係を考える「シンパシーワークショップ」を行う。これは、カードを使ったロールプレイゲーム。

ステップ4 →実践  今までの学習を通しての発見を行動に変えて、環境課題を解決する取り組みを行う【エコアクション】を実施。

ステップ5→啓発(発表)   地域・保護者に学習の成果を発表。

学校の要望に応え、各校の特色あるプログラムを展開。体験、行動、発表というカリキュラムを統一することで、高い教育効果と学校教員からの支持を得てきた。

会津若松商工会議所青年部

プログラム名 ジュニアエコノミーカレッジ

企業名 会津若松商工会議所青年部
概要

●実施対象学年 : 小学校5年生、6年生
●授業に要する時間 :

ドリームセミナー(会社概要・設立など):3時間

アクティブセミナー(事業計画):2日合宿(約12時間)

販売実践6時間、まとめセミナー(決算・事業報告)4時間、表彰式2時間

計5セミナー、6日、27時間

ジュニアエコノミーカレッジ(以下ジュニエコという)は、1チーム5名を一つの会社とし、会社の設立、資金の調達、商品企画・製造・販売、決算、納税、給与・配当金の支払い、解散までの会社の一連の活動を行うプログラムである。1会社は株主10名より1000円ずつ計10000円、より大きな商売を行いたい会社は、銀行(開催団体)より10000円を借入、最大で20000円を元手とした商売を行う。資金の調達や自分で作った商品を売るなど、模擬体験ではなく、リアリティある疑似体験を行う。5名のメンバーは、社長、財務部長、商品部長及び残り2役職(会社ごとに決めてよい。例:応援部長、呼びこみ部長、広報部長、副社長など)と各自が役割と責任があり会社を運営する。

1:株式会社アイエスエフネット
2:株式会社アイエスエフネットハーモニー

プログラム名

1:~「社会で働くとはどんなことか?」ど真剣に考える熱いインターンにしよう!~

2:~「社会で働くとはどんなことか?」企業就労をしてみよう!~

企業名 1:株式会社アイエスエフネット
2:株式会社アイエスエフネットハーモニー
概要 ●実施対象学年 :

1:大学1~4年生、短大1~2年生、大学院1~2年生

2:中学2~3年生、特別支援学校(高等部)1~3年生、専門学校1~2年生(随時受入)
●授業に要する時間 :

1:2日間コース、2週間コース

2:職場体験学習(5日間~2週間※希望に応じて)

事業を通じて社会問題の解決に取り組む「社会的企業とは何か?」を、学生に「見て」「聞いて」「感じて」もらい、次世代の企業家育成支援を目的としている。

・アイエスエフネットプロフィール紹介

・ベンチャー企業の社長1日体験

・アイエスエフネットハーモニー体験会

・清掃ボランティア活動に参加

・学生視点で社長にインタビュー

・インターンで学んだこと、インタビュー記事を発表

丸紅株式会社

プログラム名

①中学生・高校生向け「丸紅訪問学習」

②社員子女(小中学生)向け「丸紅キッズプロジェクト~働くパパ・ママの職場訪問~」

企業名 丸紅株式会社
概要 ●実施対象学年 :

①丸紅訪問学習:中学生1年生~高校3年生

②丸紅キッズプロジェクト:小学生及び、希望する中学生

●授業に要する時間 :

訪問学習は基本的に2時間、学校希望により1日~数日。キッズプロジェクトは1日。

社員による企画と社員による授業を行い、総合商社・丸紅の仕組みと幅広い活動を学生に示す。

小学生、中学生、高校生で授業の難易度を変えている。小学生には大きな写真を多用して商社の様々な仕事を示す。中学生には先に教材(日本貿易会の漫画商社読本)を読んでもらい、その感想を授業に応用する。火山の噴火が貿易に及ぼす意外な影響など、自然(中学理科)との関係も説明をする。高校生には貿易の流れを提示し、丸紅の機能と総合商社の3つの特徴を示す。

学生からの希望の多い商社の海外での活動を、世界の国々の様々な生活や文化の違いを含めて説明することで、海外へのグローバルな視野を広げることに役立てる。

VITA+(ビータプラス)

プログラム名 「ジュニアケースメソッド」による地域づくりリーダー疑似体験授業

企業名 VITA+(ビータプラス)
概要 ●実施対象学年 : 高校1~3年生(場合によっては中学生や大学生、地域の社会人も参加)
●授業に要する時間 : 1時間半~3時間

VITA+は慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス学生の団体である。高校生を対象に「ジュニアケースメソッド」という手法を用い、地域づくり活動のための人材育成を行っている。

地域づくりで活躍している大人を主人公にした物語風の教材をもとに、何が問題なのか、自分が主人公の立場だったら問題をどう解決していくのかということをディスカッションする授業である。地域社会で生き生きと活動する大人の立場を疑似体験することで、高校生が「自分で考え自分から行動する力」や「他者と対話し他者と繋がる力」を付け、将来地域づくり活動のリーダーやフォロワーになることを目指している。高校生によりリアルな疑似体験をしてもらえるように、大学生が実際に地域で活動している大人に会い、教材開発や授業設計を行うというプロセスを徹底している。

株式会社ホームインプルーブメントひろせ

プログラム名 ハイ!Hi!スーパーがやってきた ~商品の魅力を伝えよう編~

企業名 株式会社ホームインプルーブメントひろせ
概要 ●実施対象学年 : 小学校3年生~6年生
●授業に要する時間 : 40分から80分の間で対応可

NPO、大学、企業、小学校の4者が連携した協働事業。

①社会人基礎力、②職業観・職業意識、③業種別(小売業)に関する知識・技能・態度を育む総合的なキャリア教育プログラムとして、4つのプログラムを①商品魅力編、②ユニフォーム編、③サインボード編、④店舗看板編から選んだり、組み合わせたりすることができる。

いつでも気軽に、何回でも、どこでも、安心して、安くできる。これが本プログラムのコンセプトである。準備から実践後の片づけ、そして次回の準備が簡単にできる。オペレーションが自由自在かつシンプルで、また誰でも指導、実践できるのが特徴だ。全てのプログラム教材は、道具と素材の2種類でキット化している。

東芝テックソリューションサービス株式会社(東芝テックグループ)

プログラム名 体験型科学教育(「体験!レジ係」「犯罪科学捜査」「味覚の研究」)

企業名 東芝テックソリューションサービス株式会社(東芝テックグループ)
概要 ●実施対象学年 :

特別支援学校 高等部1〜3年生 各20~25名

●授業に要する時間 : 90分

東芝テックのPOSレジスターを使った体験型プログラムである。

特別支援学校(知的発達障害支援)での通年にわたる連続授業を実施。社会経験が少なく、家族や友人とのコミュニケーションがうまく取れずに傷つき、自信を喪失してきた生徒も少なくない中、「わかる」「できる」という自信や、社会との繋がりを実感できるようなアクティビティになるよう工夫している。年齢的には高校生でも自分の財布を持たず、しかしながら卒業後は就労し自立することを目指す生徒たちにとって、レジを使ったプログラムは、特に重要な消費行動や就業の体験となり、一生活者として、また働く大人として意識醸成に繋がる意義深いものであると確信している。

札幌総合情報センター株式会社

プログラム名 君も気象予報士☆雪が降るワケ

企業名 札幌総合情報センター株式会社
概要 ●実施対象学年 : 小学校5年生
●授業に要する時間 : 90分

札幌市では平成21年度から共通に取り組む「札幌らしい特色ある学校教育」のテーマを一つに「北国札幌らしさを学ぶ【雪】」が位置付けられており、天気の変化について、気象予報士から再現実験や天気図などを通して学ぶ。札幌市に雪を降らす「筋状の雲」を手作り実験機材で再現している。

また気象予報士の仕事の一つであるテレビでのレポートの再現をし、好評を得ている。

日産自動車株式会社

プログラム名 日産デザインわくわくスタジオ

企業名 日産自動車株式会社
概要 ●実施対象学年 : 小学5~6年生
●授業に要する時間 : 90分

2008年度に同社のデザイン本部が開始したプログラムで、文部科学省が推進している小・中学生に向けたキャリア教育プログラムの趣旨に準じ、同社が独自に企画したものである。

日産の現役デザイナーが小学校を訪れ、商品企画から生産までのクルマができる過程を紹介する。自動車産業に対する理解を深めてもらうと同時に、カーデザイナーという職業の内容や楽しさについて詳しく紹介していく。更に、児童が事前に描いたクルマの絵をもとに、教室で実際にスケッチ作業のデモンストレーションを行うなど、カーデザイナーの仕事を体感できる内容となっている。社会貢献活動に関心を持つ社員が講師として自発的に参加することもこのプログラムの特長である。

パナソニック株式会社

プログラム名

社会科・環境学習プログラム「エコ・モノ語(がたり)」

~モノづくりの流れとそこに関わる人たちのストーリー~

企業名 パナソニック株式会社
概要 ●実施対象学年 : 小学校高学年(主に5年生)、中学校1~3年生(主に3年生)
●授業に要する時間 : 5時限(内出前授業1時限)※中学生プログラムは4時限(内出前授業1時限)

小学校の社会科単元に沿った教員連携型の全5時間(推奨)のプログラムを大きな特徴とし、子どもたちの思考を促しながら、学習テーマについての理解を深める構成となっている。

また、モノづくりを支える社員が講師として学校現場に出向き、子どもたちと直接触れ合う出前授業型と共に、遠方で講師が出向くことの出来ない地域には、DVDで代用できるプログラム・教材をお届けして教員に自立的に実施いただく教材活用型プログラムの二本立てで展開していく。小学校5年生の社会科単元「工業生産を支える人々」に連動し、生活に身近な家電製品をテーマに、モノづくりを支える人々の役割や、環境への努力、工夫について学ぶことができる体系的な内容となっている。

キャリア教育の視点からは、モノづくりを支える様々な役割の人々の連携により仕事が成り立っていることや、開発に数十年も時間を要した冷蔵庫の真空断熱材の開発ストーリーを事例に、自分や仲間を信じて、努力を積み重ねることの大切さなどを伝えている。

(有)蔵王マウンテンファーム

プログラム名 牧場体験を通して「自然・命・食」を体感し生きる力を育む

企業名 (有)蔵王マウンテンファーム
概要 ●実施対象学年 : 幼稚園・保育園、小学校、中学校、高等学校、大学、養護学校、特別支援学校、聾学校、盲学校
●授業に要する時間 : 2時間~1日

特徴としては、事前学習を行うこと。さらに、地域の理解・協力体制確立のもとで当日の牧場・酪農の運営を行う。「酪農」は、生命産業と称され、命が「食」へと変化し、その後様々な職業の関わりがあり消費者に商品として届く。酪農の苦労、工夫、残酷さ等の裏側を理解することと、「命が食に変化する様」を理解することで、物の本質を見極める力や自己の将来像を模索する一助となる効果があると考える。

また、事後学習(ふりかえり)も行い、継続と反復学習でより高い効果を求めているとともに、体験指導書「牧場体験を通して食・いのちの教育・環境を考える」の発刊を行った。

株式会社みずほフィナンシャルグループ

プログラム名 寄付講義「先端バンキング論」(京都大学)

企業名 株式会社みずほフィナンシャルグループ
概要 ●実施対象学年 : 大学生・大学院生
●授業に要する時間 : 90分×13回

みずほグループの各分野の専門家が90分の講義を実施し、講義後質疑応答を対応。

講義終了後のアンケートでは約96%の学生がこの講義を「役立つ」(78%)、「やや役立つ」(17.6%)と回答。

第一線の講師を派遣して最先端の金融実務に関する情報を提供することを通じて、高度金融人材の育成を支援することを目的とする。

株式会社ニチイ学館

プログラム名 ニチイの介護体験教室

企業名 株式会社ニチイ学館
概要 ●実施対象学年 : 小学校4年生~高校3年生
●授業に要する時間 : 50分~90分程度

平成20年、厚生労働省は“介護について理解と認識を深め、高齢者や障害者などに対する介護に関し、国民への啓発を重点的に実施するための日”として、11月11日を「介護の日」と決定した。

そのような中、介護の日の活動として、未来ある若者に“介護”を体感・理解する機会を提供することを目的とし、全国の小学生から高校生を対象に、“介護”に関するレクチャーや介護の体験型学習を通じて、高齢者や介護を必要としている方への理解を深め、“介護”をより身近にあるものとして感じてもらう取り組みを行っている。

①当社介護スタッフによる“介護とは何か”や“介護の日”に関するレクチャー

②高齢者疑似体験キットなどを用いた、高齢者の身体状況体験

③学生が、介護する側/受ける側のそれぞれの視点にたつ体験

株式会社みずほフィナンシャルグループ

プログラム名 「銀行での職場体験プログラム」(辻堂支店での受入事例)

企業名 株式会社みずほフィナンシャルグループ
概要 ●実施対象学年 : 小学校高学年~高校生
●授業に要する時間 : 16時間

みずほの支店にて生徒(支店の規模に応じて人数を調整)が座学、職場見学、仕事体験を行うもの。

銀行の仕事を体験することを通じて、仕事をすることの大切さ、銀行の仕事や金融の仕組みを学ぶ。

株式会社カプコン

プログラム名 教育支援プログラム

企業名 株式会社カプコン
概要 ●実施対象学年 : 小学校高学年から中学生
●授業に要する時間 : 90分

児童生徒が当社を訪問する「企業訪問の受け入れ」と当社社員を講師として学校などに派遣する「出前授業の実施」の2つの方法で教育支援を実施している。

「ゲーム会社の仕事」の紹介を通じて、会社の多くの人の思いや努力、協力によって1つの仕事が完成されるという、仕事のやりがい、面白さ、難しさを伝えることにより、より具体的な就労意識の提供に努めている。

株式会社みずほフィナンシャルグループ

プログラム名 特別支援学校での金融教育授業
企業名 株式会社みずほフィナンシャルグループ
概要 ●実施対象学年 : 中学生
●授業に要する時間 : 45分×2回

みずほでは特別支援学校に対する金融教育について、2008年より東京学芸大学や附属特別支援学校の先生との共同研究を実施。この授業では、共同開発によって作成した特別支援学校向けテキスト「くらしとお金」を参考に、葛飾ろう学校の先生のニーズに基づき授業が構成されたもの。

1時間目には労働の模擬体験及び労働の対価を得て買い物・貯蓄をすることを体験。2時間目には、銀行の役割についてみずほ社員から説明、一般的な新卒の給料をベースに生活設計シミュレーションを行う。

株式会社野村総合研究所

プログラム名 NRIコンサル1日体験プログラム

企業名 株式会社野村総合研究所
概要 ●実施対象学年 : 高校生(学年は問わず)、高等専門学校1年~3年生
●授業に要する時間 : 10:30~16:00

参加者(高校生)は数名のグループに分かれ、グループ内でのディスカッションを通して「正解の無い問題」に取り組む。問題は「文化祭の出し物を考える」という身近なものから、「売上が上がるよう、スーパーマーケットの商品配置を検討する」、「新型携帯電話の商品企画を行う」など、実際のコンサル業務に近いものまで取り組む。

論理的な思考方法(ロジカルシンキング)やそのツール(MECE)の使い方などを講義に盛り込むことで、意見やアイデアを積み上げながらディスカッションを進められるよう設計している。

株式会社みずほフィナンシャルグループ

プログラム名 出張銀行「あなたが銀行員だったら」

企業名 株式会社みずほフィナンシャルグループ
概要 ●実施対象学年 : 小学校6年生~高校生
●授業に要する時間 : 45分

みずほフィナンシャルグループは、2007年より東京学芸大学と金融教育に関する共同研究プロジェクトを開始。東京学芸大学の教授や附属学校の教師の知見に基づくアドバイスを受けて授業案を構成し、実際に授業を行うクラスの先生方の要望に応じて内容を調整しながら授業を実施。社会における銀行の役割を理解し、銀行の仕事を模擬体験することを通じて信用の大切さを学ぶ。

日本アイ・ビー・エム株式会社

プログラム名

よりよい地球をめざして~次世代リーダー育成支援プログラム

①【理科教育・キャリア教育支援】

1.ROBOLAB(ロボラボ)教室

2.トライサイエンス実験教室

3.MentorPlace(メンタープレイス)

②【環境教育・キャリア教育の支援】

1.PowerUpパワー・アップ環境教育

2.トライサイエンス 環境教育

③【国際・英語教育・キャリア教育の支援】

1.Reading Companion(リーディング・コンパニオン)英語教育

2.(グローバルに活躍する社員との海を超えたメンタープレイス)

3.グローバルに活躍する社員による国際授業

企業名 日本アイ・ビー・エム株式会社
概要 ●実施対象学年 :

①【理科教育・キャリア教育支援】

1.ROBOLAB(ロボラボ)教室:推奨学年(小学4年生~中学3年生)

2.トライサイエンス実験教室:推奨学年(小学1年生~小学6年生)

3.MentorPlace(メンタープレイス):推奨学年(中学1年生~高校3年生)

②【環境教育・キャリア教育の支援】

1.PowerUpパワー・アップ環境教育:推奨学年(小学5年生~高校1年生)

2.トライサイエンス 環境教育:推奨学年(小学5年生~中学2年生)

③【国際・英語教育・キャリア教育の支援】

1.Reading Companion(リーディング・コンパニオン)英語教育:推奨学年(中学1年生~中学3年生)

2.(グローバルに活躍する社員との海を超えたメンタープレイス):推奨学年(中学2年生~高校2年生)

3.グローバルに活躍する社員による国際授業:推奨学年(中学2年生~高校2年生)

●授業に要する時間 :

①【理科教育・キャリア教育支援】

1.ROBOLAB(ロボラボ)教室:5~5時間半

2.トライサイエンス実験教室:45分(実験によっては90分)

3.MentorPlace(メンタープレイス):メンター・メンティー顔合わせ回/操作練習1時間+コミュニケーション3ヶ月間+メンター・メンティーさよなら会1時間

②【環境教育・キャリア教育の支援】

1.PowerUpパワー・アップ環境教育:90~100分

2.トライサイエンス 環境教育:50分

③【国際・英語教育・キャリア教育の支援】

1.Reading Companion(リーディング・コンパニオン)英語教育:100分

2.(グローバルに活躍する社員との海を超えたメンタープレイス):平均3カ月

3.グローバルに活躍する社員による国際授業:50分

全体一貫し、理科・英語といった教科教育、環境、国際といった個別テーマ性の高い教育活動と社員ボランティアを通じたキャリア教育とを兼ね備えた内容になっている。

①【理科教育・キャリア教育支援】

1.ROBOLAB

エンジニアから「エンジニアとは」という簡単な講義を受けた後、自分で組み立てた「レゴ自動車ロボット」を、プログラムで試行錯誤しながら命令を与えて動かすROBOLABプログラムの体験。

2.トライサイエンス実験教室

身近な材料を用いた理科実験授業を通じ、理科の楽しさ・わくわく感を感じることで、理科や理系の仕事への興味や関心を高める。

3.MentorPlace(メンタープレイス)

生徒とIBMのボランティア社員が1:1のペアとなり、IT企業の社員としてのキャリアに基づいて一定期間eメールで子どもたちの勉強の悩みや将来の仕事といった話題でコミュニケーションを行う。

②【環境教育・キャリア教育の支援】

1.PowerUpパワー・アップ環境教育

ゲームを用いながら新エネルギーについて学び、環境問題(地球温暖化など)について意識を高めると同時に、実際にエンジニアを疑似体験。

2.トライサイエンス 環境教育

油膜に関する理科実験を通し、海洋汚染を通じた環境問題とそれを改善する技術について学習する。

③【国際・英語教育・キャリア教育の支援】

1.Reading Companion(リーディング・コンパニオン)英語教育

英語で業務を行っている社員の1日密着ビデオと当日授業参加のIBM社員を通じてグローバル社会で働くということやその様子、そのための英語の大切さや英語の勉強法などについて実社会での経験に即した話を学ぶ。

2.(グローバルに活躍する社員との海を超えたメンタープレイス)

IBMがCSC(Corporate Service Corps)でブラジル、タンザニア、インドなどの新興国発展途上国に1カ月現地派遣された社員など国際的に活躍する社員と、その滞在中や派遣前後などにオンラインメールのやり取りを行い、グローバルな環境で異国の地で働く日々をリアルタイムに知る。

さくらクリニック

プログラム名 チビッコドクター&ナース募集中!

企業名 さくらクリニック
概要 ●実施対象学年 : 小学校5~6年生
●授業に要する時間 : 約2時間30分

さくらクリニックが行う「職場体験~チビッコドクター&ナース募集中~」では、

・「看護師体験」:本物の聴診器や血圧計を使用。

・「注射体験」:本物の注射器と高野豆腐(人間の肌の感触に近いため)を用いる。

・「縫合体験」:本物の手術器具と鶏肉を用いる。

・「職業紹介」:医師や看護師の仕事を紹介する。

以上を行っている。

医療や福祉・介護の仕事への興味を持つきっかけを作ることで小学生の職業観育成に役立っている。

一般社団法人日本チャレンジ教育協会

プログラム名 チャレンジカッププログラム

企業名 一般社団法人日本チャレンジ教育協会
概要 ●実施対象学年 : 小学生、中学生、高校生
●授業に要する時間 : 授業時限としては3時限~

チャレンジカップとは、全国の子どもたちが自分自身で決めたチャレンジ(目標)に約半年かけて挑戦するというイベントで、小・中・高・専門学校生が垣根を越えて参加する活動となっている。私立の中学・高校、専門学校に加え学習塾の生徒にも参加してもらい、毎年3000名超の規模で開催し、その中で優秀な取り組みについては年1回東京で発表会を開催している。 チャレンジは自分で決めるため、テーマは千差万別であり、子どもたちが自分たちの目標を成し遂げるために大人たちに自ら働きかけ、動かし、変革するという活動はまさに将来のキャリアを考える上で大きな効果があると実感している。

日立製作所・日立グループ

プログラム名

「ユニバーサルデザイン出前授業プロジェクトチーム」

「思いやりをカタチにしよう!」UD体験学習プロジェクト

企業名 日立製作所・日立グループ
概要 ●実施対象学年 : 小学校4~6年生、中学校1年生
●授業に要する時間 : 90分

製品開発者の視点から見た「ユニバーサルデザイン」の考え方を通じて、子どもたちに「モノづくり」の楽しさだけでなく、よりよい社会の在り方や、思いやりの大切さに気付き、与える授業となっている。単に知識の習得だけに留まらず、ユーザーの立場に立って考えるハンディキャップ体験や製品開発グループワークなど、子どもたち自らが考え参加できる内容となっている。

○例1.:ハンディキャップ体験やその地域に住む身体障害者や高齢者から直接話を聞くことで、世の中に存在する障害を実感する。  ○例2.:全ての人に使いやすい製品(リモコンなど)をデザインするグループワークを通して、様々な人々の立場に立ち、どう工夫すれば解決できるのかを子どもたち自らが考える。

当活動は、自主的に参加する日立グループ従業員ボランティアによって運営されており、講師は有給休暇などを取得して活動に参加している。

株式会社日立ソリューションズ

プログラム名

次世代IT教育

(①親子で体験!IT教室、②情報モラル授業、③IT授業)

企業名 株式会社日立ソリューションズ
概要 ●実施対象学年 : ①小学校4年生~中学2年生(推奨学年小学校4~6年生)、②中学校1年生、③中学校1~3年生
●授業に要する時間 : ①3時間、②1時間×3クラス×2回、③2時間×3回

「次世代IT教育」として、次世代を担う子どもたちのIT教育を支援する取り組みを行っている。

①「親子で体験!IT教室」:この授業の特徴は、「自分でプログラミングし、ロボットを動かすまでを体験できること」である。

②情報モラル授業:「情報の光と影」と題し、若手エンジニアが講師を務め、ITの便利さ(光)のみならず、学校裏サイトなど情報化社会における問題(影)についても学んでもらうように2部で構成。

③IT授業:中学生を対象に、ITの基本である「ハード」「ソフト」「制御」を、それぞれ開催日をわけて指導し、最終日にはロボットの車を動かす操作をプログラミングして走らせるプログラム

ALSOK

プログラム名 ALSOKあんしん教室

企業名 ALSOK
概要 ●実施対象学年 : 小学校全学年
●授業に要する時間 : 45分間

警備業務で培った知識が社会の役に立てないかと考え、継続性が保てること、本業の延長でできることを重視し「現役ガードマンによる出前防犯授業」を行っている。

授業は登下校路や地域の治安情勢に熟知している事業所拠点の社員が行う。児童たちに「自分の身は自分で守る」と意識させ、「生きる力」を身に付けさせるために、防犯に対する「気付き」を与えることを重点に置いている。そのため1クラス単位の少人数で実施し、児童全員が授業に参加して考え、声を出すロールプレイング形式を取り入れている。

また、防犯教育には「反復」することが一番重要であると考えており、先生や保護者の方への防犯ノウハウの提供を行っている。

CSKグループ 株式会社CSK

プログラム名 CAMP(Children’s Art Museum & Park)

企業名 CSKグループ 株式会社CSK
概要 ●実施対象学年 : 小学校1年生~中学校3年生
●授業に要する時間 : 3時間半~4時間構成のものが多い

新しい学びのスタイルであるワークショップの開発・実践と全国への普及を通して、子どもたちの「ともに創る力」を育む、CSKグループの次世代育成CSRである。

ワークショッププログラムは以下の通り。

・クリケットワークショップ:米国MITメディアラボで開発された乾電池式の小さなコンピューター「クリケット」と身の回りの素材を使い、プログラムで動くクラフト作品を制作するワークショップ。

・くうそう・しょくぶつ・図鑑ワークショップ:身の回りの様々な素材で作られた、ふしぎな色や形をタネとして発想のきっかけにして、子どもたちが空想の植物を制作するワークショップ。

・発明ワークショップ:等価変換理論と呼ばれる発想法をベースに、身の回りの動植物や道具のもつ機能・仕組みを転用して未来の発明品を考案するワークショップ。

・ふくのりゆうワークショップ:服の構成要素、着方、コーディネート、シーン、チームウェアなどなど、服にまつわる様々な視点から考察し、オリジナルの<ふく>とその理由をデザインしていくワークショップ。

日本マイクロソフト株式会社

プログラム名 マイクロソフトインターンシッププログラム(若年無業者対象)

企業名 日本マイクロソフト株式会社
概要 ●実施対象学年 : 地域若者サポートステーション登録者(15歳~39歳)の若年無業者
●授業に要する時間 : 3か月

若年無業者6名をインターンシップ生として受け入れ、一カ月という長期インターンシップを終了し、就職意欲の喚起・自信の回復・就職活動への主体的な取り組みへと移行させることが目的。

日本マイクロソフト社、若者支援NPO、厚生労働省設置地域若者サポートステーションの各セクターの協働が実現し、日本での社会課題とされている若年無業者の自立支援に対し、同様のビジョンをもって若者のサポートを行った。

就労への意欲喚起、自分の可能性に気づき、自己肯定感の熟成、コミュニケーション意識の向上に役立っている。

株式会社りそなホールディングス

プログラム名

子ども向け金融経済教育「りそなキッズマネーアカデミー」~全国の子どもたちにお金の大切さを伝えよう!~

【小学生】夏休みりそなキッズマネーアカデミー、出張授業、E-ラーニング

【中学生】夏休みりそなキッズマネーアカデミー、出張授業、職業体験

【高校生】職業体験、出張授業、金融経済クイズ「エコノミクス甲子園」

【大学生】インターンシップ

企業名 株式会社りそなホールディングス
概要 ●実施対象学年 : 小学生から大学生まで、様々な対象年齢別に、学習効果としての到達目標を定め、授業方法やカリキュラムを組みたてて実施している。
●授業に要する時間 :

【小学校】

低学年:半日コースのセミナー、1時間の職場体験、1時間の出張授業

高学年:半日あるいは1日コースのセミナー、1時間の職場体験、1~2時間の出張授業

【中学校】半日コースのセミナー、1~5日間の職場体験、1~2時間の出張授業

【高校生】2時間~1日の職場体験、1時間の出張授業

【大学生】1時間の出張授業

主たる実施事例である「夏休みキッズマネーアカデミー」は以下のとおり。

●半日コース

基本となるコースで、開催部店にとっては最も開催しやすい

1.クイズで学ぶ!お金の役割(20分)

2.銀行の仕事・お金の大切さ(30分)

3.銀行探検(30~60分)

4.ゲームで体験(40~60分)

5.修了式

●1日コース

1日かけてじっくり学べる。昼食付きであり、開催部店の負担が大きい

1.クイズで学ぶ!お金の役割(20分)

2.銀行の仕事・お金の大切さ(30分)

3.昼食

4.銀行探検(30~60分)

5.ゲームで体験(40~60分)

6.修了式

●親子コース

親子で半日間一緒に学べる。親子別の会場、担当者が必要となるなど、運営上の制約がある。

1.(親子一緒)クイズで学ぶ!

2.(親子別)子:銀行の仕事・銀行探検 親:ライフプランニング

3.(親子一緒)ゲームで体験

4.修了式

旭化成グループ

プログラム名 出前授業(講師派遣事業)

企業名 旭化成グループ
概要 ●実施対象学年 :

定期的に実施:中学校全学年

不定期に、依頼がある度に応じているものについては小学校~高校生まで
●授業に要する時間 : 45分~90分

“理科離れ”が進んでいるという状況を背景に、生徒の皆さんに科学技術への関心と理解を深めてもらうことを目的とした活動である。

同社グループの活動は、同社が主体となって、地元の教育委員会や学校側に働きかけ、実施に至ったものである。 授業内容は、当社のもつ人材や技術素材を十分に活かして考えられたオリジナルであり、また授業を行う先生役には、製造地区の工事長クラスまたはそれに準ずる職務の社員が当たっている。また、学校と直接に密な連絡を取ることで、要望を踏まえたテーマ・内容を提供している。

株式会社リクルート

プログラム名 TOWNWORK TRY!WORK(タウンワークトライワーク)

企業名 株式会社リクルート
概要

●実施対象学年 : 中学校1~2年生
●授業に要する時間 : 事前授業:50分×2回(連続)・事後授業50分×1回 ※職場体験学習の前学習を事前授業、後学習を事後授業としている

中学校がコミュニティの結節点としての働きを担い、中学生が主体となって情報発信することで社会の一員としての役割を果たすプログラム。職場体験を行っている中学校であれば実施可能。

職場体験を実施する中で、働く人に取材を行い、仕事を「職業名」で捉えるのではなく、「誰のために何をしている仕事なのか」ということを考える機会を設けている。受け身の実習ではなく、自ら捉えた地域の「働き」を自身の言葉で伝えることにより深い気づきが得られる。

株式会社野村総合研究所

プログラム名 NRI学生小論文コンテスト

企業名 株式会社野村総合研究所
概要

●実施対象学年 : 高校生の部、大学生の部、留学生の部
●授業に要する時間 :

募集期間:6月~9月初旬、審査期間:9月初旬~10月

論文発表会・表彰式:11月(2010年度は11月22,23日)

本コンテストの特徴の一つは、自分でテーマを設け、調べ、考え、文章にまとめ、それを企業人(当社社員のコンサルタント、SEなど)に対して発表し、質問や意見にも答えるという総合的・実践的な学習(キャリア教育)の場でもあるということだ。

もうひとつの特徴は、論文募集から審査、発表会、表彰式まで、社員参加のもとで実施しているところにある。

社員から学生への質問やアドバイスは、学生にとっては自作論文に対するフィードバックであり、大変励みになっており、参加する社員にとっては、業務では得られない満足感や様々な発見がある。

特定非営利活動法人ネイチャリング・プロジェク

プログラム名 文化祭における「模擬店会社の起業プログラム」

企業名 特定非営利活動法人ネイチャリング・プロジェクト
概要 ●実施対象学年 : 高校1~2年生
●授業に要する時間 : 授業32時間

文化祭での模擬店を株式会社の仕組みを用いて運営する起業プログラムで、高校2年生の社長を中心にした高1・2年生40名混成の会社を2社起業。株式会社についての基礎講義を実施した上で、事業計画書を作成。事業計画を先生や保護者にプレゼンし、株主として1株1000円で出資してもらい、創業。資本金を商品開発や生産体制・広報活動に投資し、文化祭当日は模擬店を営業した。

文化祭後は会計処理を行い、株主総会にて決算報告を実施した。学校に対して法人税を払い、社員への給料・株主への配当も行うという株式会社の疑似起業を一貫して体験した。

就職予備校

プログラム名 ビジネスアクションプレゼンテーション
企業名 就職予備校
概要 ●実施対象学年 : 大学生・中小企業経営者
●授業に要する時間 : 4時間

中小企業経営者と大学生の夢の架け橋を創ることが私たちが行う特徴である。大学生の夢の発見を促し、中小企業と大学生の雇用マッチングを促進する。

1:大学生には夢を語ってもらい、大人たちが全力で応援する→その相互支援する風土そのものが、大学生たちの夢の発見に繋がる

2:中小企業経営者に夢を語ってもらい、大学生が夢に心奪われ、就職先にする→現在、若者が大企業を選ぶ理由はもちろん安定もあるが、最も大きい理由は「認知度」である。中小企業経営者の方々にも認知度が上がる場を設け、就職の活性化を促す。

株式会社酉鳥製作所

プログラム名 ドリカムスクール

企業名 株式会社酉鳥製作所
概要 ●実施対象学年 : 小学4年生~6年生
●授業に要する時間 : 企業と協働する6時間(2時間×3日間)

毎年、社内で若手社員9名のプロジェクトチームを結成し、協働する学校のニーズに応じてオーダーメイドの授業づくりと実践を行っている。身近な「水」を届けるのに欠かせないポンプの役割を知り、実際のものづくり体験などを通じて、児童の働くイメージを広げる内容の授業を実施している。2010年度については、人権総合学習の一環として、街の課題の発見から、その課題解決の方法としてポンプを活用した未来の街の提案を行う授業を実施した。子どもたちと、身近な地域で働く社員とが出会い、交流することで、働くことのやりがいや苦労を知る体験ができると、学校からも好評を得ている。

株式会社リコー

プログラム名 リコー・サイエンスキャラバン

企業名 株式会社リコー
概要 ●実施対象学年 : 小学校高学年から中学生をメインターゲットと設定している
●授業に要する時間 : 1人当たり約30分

静電気や色彩、画像処理を体験させ、実験を通してこの技術に触れることにより、理科や科学技術に関心を抱く子どもを育むことをねらいとして展開している。

「コピー機になってみよう!」という実験教室を中心に、2007年からサイエンスキャラバン号という車両に実験機材を積み込み、“サイエンスキャラバン隊”と称する株式会社リコーCSR室の担当社員が全国各地の科学館などのイベントや学校(総合学習など)を回って当プログラムを展開。機械の中でコピーができるまでの6つのプロセスを実際に子どもたちが体験できるように工夫されたワークショップ形式のプログラム。帯電・露光・現像は実際のコピー機さながら暗室の中で行われる。

DOWAエコシステム株式会社 環境技術研究所

プログラム名 ①ケータイから金! ②ゲーム機をリサイクルしよう

企業名 DOWAエコシステム株式会社 環境技術研究所
概要 ●実施対象学年 : 小学校5,6年生(推奨学年も同様)
●授業に要する時間 : 45分

大館市近郊でかつて主要産業であった鉱山の説明をし、現在では鉱石の枯渇などによって家電などから金属リサイクルを行うようになってきていることを説明する。

また、授業では金属リサイクルに関連して携帯電話やゲーム機の分解を行うことでそれらの中に様々な金属が含まれていることを知る。

更に、様々な金属をうすい塩酸を用いて溶解する実験を行い、理科授業で習得済みの知識を活かしてリサイクルへの興味・関心を高めることを目的としている。

日本電産株式会社

プログラム名

小学生向け環境授業「モータと地球環境~わたしたちができること~」

小学生向け会社紹介・モータ授業

大学生・大学院生向けの「経営学講座・講演」

海外事業所による「ワークショップ」

企業名 日本電産株式会社
概要 ●実施対象学年 :

【小学生向け環境授業】小学4年生~6年生

【小学生向け会社紹介・モータ授業】小学5年生

【大学生・大学院生向けの経営学講座・講演】大学生・大学院生

【海外事業所実施ワークショップ】小学校6年生~大学生

●授業に要する時間 :

【小学生向け環境授業】1授業90分

【小学生向け会社紹介・モータ授業】1授業90分

【大学生・大学院生向けの経営学講座・講演】1授業60分~120分

【海外事業所実施ワークショップ】30分~120分

小学生向け授業では、身の回りのモーターと環境の関係性や環境負荷軽減の大切さについて学び、実習ではクリップモーター等を作成してモノづくりの楽しさを学ぶ。

大学生・大学院生向け講座では、創業期からの経営に対する考え方・実践、経営者としての心得についての講演を行い、質疑応答を通じて、「生」の経営を学ぶ。

海外事業所実施ワークショップでは、社会的責任の重要性と理解、モーター技術に関する講義、環境学習授業等を実施している。

株式会社イトーヨーカ堂

プログラム名 エコ&ユニバーサルデザイン体験学習会

企業名 株式会社イトーヨーカ堂
概要 ●実施対象学年 : 小学校高学年~中学生
●授業に要する時間 : 約90分

この体験学習会では、環境問題と高齢社会問題及びユニバーサルデザインを、子どもたちと一緒に考えることを目的とし、地域の教育委員会の推薦により実施している。学校の教室では体験することができない、店舗の様々な施設を実際に体験してもらう内容になっている。オリジナルで作成した専用の教本も使用して実施する。体験する施設の一例としては、太陽光発電パネル、LED照明、リサイクルボックス、音声ガイド付き多目的トイレ、段差が色違いの階段、低速エスカレーター等がある。

株式会社リコー

プログラム名 市村自然塾 関東

企業名 株式会社リコー
概要 ●実施対象学年 : 小学校4年生~中学校2年生
●授業に要する時間 :

毎年3月末~11月末の約9ヵ月間にわたる活動を行い、男子と女子のクラスに分かれ、それぞれが隔週で1回2泊3日(金曜日夜~日曜日昼)で18回実施する。

活動時間:塾生1人当たり1回(2泊3日)約26時間×18回(54日間)=約468時間

「人と地球を大切にする心と行動を育む」というスローガンと、「地球環境保全」「青少年の健全育成」という2つの重点分野を定めている。

毎年3月末~11月末の約9ヵ月間にわたる活動である。

金曜日学校が終わってから日曜日の午前中までの2泊3日で、男女各28名が隔週で集い、農作業や自然観察などの活動を行う。春の種まきから秋の収穫まで、一連の農作業の全てを子どもたちの手で行い、育てる野菜の種類は約40種類にも上る。塾生は、自然の助けを借りながら、額に汗して働くことの大切さや、仲間と協力して得られる達成感、そして収穫・恵みに対する感謝と喜びを実感する。

鹿島建設株式会社東北支店

プログラム名 ダムのはたらき

企業名 鹿島建設株式会社東北支店
概要 ●実施対象学年 : 小学校5年生
●授業に要する時間 : 45分

小学校5年生の理科の授業単元「流れる水のはたらき」に関連させた、「ダムのはたらき」をテーマに授業を実施。

航空写真でその学校と付近の川との位置関係や、周辺地域における過去の災害事例などを紹介した上で、子どもたちを8~10人程度の班に分け、ダムがある川と無い川を再現した発泡スチロール製の模型に水を流す実験を行う。実験のクライマックスにおいてダムが無い川に大雨が降った時に家や木が流される様子を見て、子どもたちから歓声が上がった。

この実験により、ダムには農業用水、工業用水、飲料水などを確保する「ため池」としての機能の他に、洪水調整という人々の安全、安心を支えるはたらきがあることを説明している。

東京海上日動火災保険株式会社

プログラム名

「みどりの授業~マングローブ物語~」

(小学校・特別支援学校を対象とした環境に関する出前授業)

企業名 東京海上日動火災保険株式会社
概要 ●実施対象学年 : 小学校4~6年生及び特別支援学校中・高校生(特別支援学校の生徒は理解度に差異があるため、授業教材を短縮したり、振り仮名を振ったり工夫を加える)
●授業に要する時間 : 授業1限分(45分)または2限分(90分)

同社が1999年から東南アジアの国々で行っているマングローブ植林事業などを題材に地球温暖化防止や生態系保護について学び、自分たちが地球環境を守るために何ができるかを考えてもらう授業である。

講師は、全国各地の東京海上グループ社員などの希望者がボランティアで務める。

教材にはマングローブの写真や映像を用い、また本物のマングローブの種や植林を行う際に着用する地下足袋などを生徒に触ってもらったり、実際に植林活動に参加した社員が体験談を語るなどしてより具体的なイメージを掴んでもらえるよう工夫している。

また、授業の中で生徒・児童などに地球温暖化防止のための身近な取り組みについてグループで話し合ってもらい、その「エコ宣言」や授業の様子を学校ごとに当社ホームページ内の「みらい研究所」に掲載している。

横須賀商工会議所

プログラム名 中学生“自分再発見”プロジェクト

企業名 横須賀商工会議所
概要 ●実施対象学年 : 中学校1年~2年生
●授業に要する時間 : 教育プログラムによる(年間のカリキュラムを体系化する中で、プログラムによって時間配分をする)

横須賀商工会議所、横須賀市教育委員会、横須賀市が連携し、商工会議所内に“横須賀キャリア教育推進事務局”を設置。商工会議所職員とキャリア教育コーディネーターを配置し、推進中学校(平成22年度は9校)の総合的な学習の時間を体系化し、1年を通して子どもたちの職業観・勤労観の醸成を目的とした教育プログラムを実施する。

教育プログラム(共通)は、●グループディスカッション「出会いが心を揺さぶる」●県専門学校各種学校協会との連携「私の仕事教えます」●マナー研修「ビジネスマナー研修」●ポスターセッション「私の仕事紹介します」。その他中学生が地域活性化に協力するプログラムも実施している。

株式会社イトーキ

プログラム名 こんな学習机が欲しかってん!

企業名 株式会社イトーキ
概要 ●実施対象学年 : 小学校5年生
●授業に要する時間 : 20時間(イトーキ担当時間4時間:第1・2時間目ミッション・学習机分析、第12時間目中間発表、第19時間目最終審査会)

ものづくりのための企画開発のプロセスを一通り経験することによって、将来社会で生きるうえで必要となる、「自分で考え自分で行動する力」「生きる力」を育む。最新型の学習机を学校に運び、「どのように考え工夫して作られているか」を見て体験し、子どもたちは「こんな学習机がほしかった」という机を考え、発表する。それにアドバイスを与え、さらに改善し最終発表に進める。

学習机を子どもたちの視点から考えてもらうことにより、学習机の市場のニーズを少しでも知り、そして子どもたちの考えた机を市場に送り出したいという思いを伝えながら授業を実践しているため、子どもたちの大きなモチベーションとなる。

株式会社キングジム

プログラム名 点字「テプラ」を使用した点字体験授業

企業名 株式会社キングジム
概要 ●実施対象学年 : 小学校4~6年生・(高校生)
●授業に要する時間 : 90分

小学生と高校生を対象に、自社製品である点字「テプラ」を活用した、点字体験授業を毎年実施している。

授業は点字表示の目的や点字表記の仕組みについて当社社員が説明した後、5名程度のグループになり、参加する子どもたち全員が実際に点字「テプラ」を使用して点字と印刷文字入りのラベルを作成する。小学校では校内の階段手すりや廊下に貼る注意ラベルなどを作成。高校では点字絵本を作成し、視覚障害者を持つ母親たちのサークルへ寄付されるなど、授業終了後も様々な場所で点字ラベルが活用されている。

京葉ガス株式会社

プログラム名 京葉ガス 職場体験

企業名 京葉ガス株式会社
概要 ●実施対象学年 : 小学校6年生~中学校3年生
●授業に要する時間 : 半日~2日間

地域の小・中学校からの職場体験受け入れを積極的に行っている。事務局部署がプログラムを作成し、各部が専門業務について講義したり体験させたりするプログラムとして実施。ガス供給の仕組みからガスエネルギーの使われ方まで、都市ガス事業の概要について学びながら、ガス管の取り扱い、ガス工事設計業務、電話応対、ガス機器を使った調理など、幅広く体験できるメニューを取り入れて、ガス会社の仕事に触れられる内容としている。

独立行政法人放射線医学総合研究所
基盤技術センター 研究基盤技術部 チームNakamura

プログラム名 産学官メディア連携 科学技術カフェ2010シエスタ

企業名 独立行政法人放射線医学総合研究所
基盤技術センター 研究基盤技術部 チームNakamura
概要 ●実施対象学年 : 小学生から大学生
●授業に要する時間 : 初日4時間、2日目6時間

「科学技術カフェ」と題した超大型セミナーを開催。

「どうしたら博士になれるのか?」をテーマに、同研究所 研究員が、チーバ君(ゆめ半島千葉国体マスコット)を傍らに講演を行い「科学技術カフェ2010シエスタ(夏休み)」を開催。

今回の科学技術カフェでは、放射線測定を行う企業など24団体(32ブース)の参加があり、展示型コーナーやミニ実験・ゲームで学ぶ体験型コーナーでは、趣向を凝らした最先端の科学技術の紹介が行われた。朝早くから親子連れが多く予想以上の参加があり、来場者数は前回の5倍以上の1500名となった。

株式会社Campanula(カンパニュラ)

プログラム名 Jobstudy.jp(就職・仕事の学習塾)
企業名 株式会社Campanula(カンパニュラ)
概要 ●実施対象学年 : 小学校5年生、大学2年生
●授業に要する時間 : 小学生3時間、大学生9か月

「体験こそ人の成長の糧である」をコンセプトにした体験型職業教育プログラム。小学生から成人に至るまで年齢に応じた段階的な職業体験や、知識の習得を促す活動を行う。

①小学校に中小企業5社を招き、自らの意思で体験したい職業を選択させた。体験は専用の学習ノートを用い、仕事の特性と自分の興味の関連性、学習との関連性が後で気付けるように記録させていった。

②学生が主体となって起業家志望の大学2年生11人に経営のシミュレーション(一連の業務の疑似体験)を行わせた。セミナー企画から当日運営スタッフまでの一連業務を学生中心で実施することで将来像が明確化した。

シチズンホールディングス株式会社

プログラム名 夏休みジュニアものづくり教室 ~時計組み立て~
企業名 シチズンホールディングス株式会社
概要 ●実施対象学年 : 小学校5~6年生
●授業に要する時間 : 90分

経済不況の中「ものづくり立国 日本」を体験し、誇りに感じてもらいたい。日本の工業生産に携わる人々の努力と創意工夫、ものづくりへ真摯に取り組む姿勢、そこから得られる喜びを共に体感し、これから直面するだろう数々の困難にも立ち向かえるような希望の道を次世代に示していきたいというのが活動の意図である。

シチズングループ従業員で構成する時計組み立て部隊を結成、近隣小学生に対し時計組み立て教室を開催した。独自の時計組み立てキットを使用し、文字盤を自分でデザインし絵柄を描く。スクリーンに映し出された指導者の手元を見ながら時計組み立てを行う。

株式会社東芝

プログラム名 体験型理科出張授業
企業名 株式会社東芝
概要 ●実施対象学年 : 小学校4~6年生
●授業に要する時間 : 各90分

近年、日本の子どもたちの理系離れや学習意欲の減退が心配されているが、東芝は技術で社会に貢献する企業として、科学やその基礎となる理科や算数、数学に対する子どもたちの関心を高め、潜在能力を伸ばそうとする取り組みは、東芝が果たすべきCSR活動の中でも極めて重要な意味をもつと考えている。

その具体的な施策の一つとして、NPO法人体験型科学教育研究所(秋山仁理事長)と共働で、川崎市立の小学校高学年向けの体験型理科授業の実施を通じて、体験型理科授業カリキュラムの開発を開始した。

各単元の導入部分で、子どもたちに実験や本物を見せるといった体験を通じた出張授業を行うことで、次回以降の一般授業への興味と関心が高まる。

トヨタ自動車株式会社

プログラム名

科学のびっくり箱!なぜなにレクチャー

企業名 トヨタ自動車株式会社
概要 ●実施対象学年 : 小学校4・5・6年生
●授業に要する時間 : 120分

次代を担う子どもたちに対して、「モノづくりの大切さ」や「科学の楽しさ」を伝え、「科学技術立国・日本」を支える人材の育成を目指し、社員(技術者を中心に構成する「トヨタ技術会」の有志メンバー)が、専門性を活かしてレクチャー内容を考案し、講師を務める。トヨタのオリジナルキット(組み立て後には実際に動く)を使用しながら、「原理説明」→「工作」→「カイゼン」の流れで子どもたちの創意工夫(なぜ?なに?)を大切にしながら進めている。講師を務めた社員からは、「自分の専門知識を社会で役立てることができモチベーションアップに繋がった」等の感想が寄せられている。

株式会社ベネッセコーポレーション九州支社

プログラム名

今の勉強が未来に繋がる!「キャリア×スタディ」の新しい形

“ドリ勉部”キャリアトレーニング

企業名 株式会社ベネッセコーポレーション九州支社
概要 ●実施対象学年 : 高校1年生
●授業に要する時間 : 4時間半

土日使用することが少ない同社の会議室を、勉強の部活動「ドリ勉部」として子どもたちに開放。同じ大博通りにある企業にも声掛けして共催による実施をスタート。“キャリア×スタディ(その業種に関連する教科の勉強)”という職業観の養成+学力養成の形で実施している。1回目は航空業界ということで日本航空(JAL)と実施し、第1部は機長、CA、整備士をコーチとして迎えて仕事の話などを聞き、第2部では航空業界に関連した英語の学習を、大学生アルバイトのサポートを受けながら学んでもらった。

フリービット株式会社

授業名 ケースメソッド教授法を用いた大学生向けキャリア教育

企業名 フリービット株式会社
概要 ●実施対象学年 : 大学3~4年生(実績)、高校生以上にも実施する可能性あり
●授業に要する時間 : 2~3時間

本キャリア教育活動は、座学・ディスカッション・振り返りの3部構成となっており、知識の習得だけでなく、ケースメソッド教授法を使用した、学生自らがキャリアについて考える場の提供を重視している。

第1部:キャリア開発理論の習得

第2部:ケースによるディスカッション(ケースメソッド教授法による)

第3部:学んだことの振り返り

株式会社デンソー

プログラム名 デンとソーのしあわせづくり

企業名 株式会社デンソー
概要 ●実施対象学年 : 小学生5年生
●授業に要する時間 : 2時間半

会社を見学するだけではなく、そこで働く社員が毎日どんな想いで製品を作り、世の中に送り出しているかを社員との対話を通じて知ってもらう。

会社で働くということは、モノを作り、お金をもらうだけではない、みんなを笑顔に変え、幸せにすることだというメッセージを伝える教育内容、最後は子どもたち自身がどんな幸せづくりができるのかを考えてもらう。

遠赤青汁株式会社

授業名 遠赤青汁における商品開発プログラム
企業名 遠赤青汁株式会社
概要 ●実施対象学年 : 高校3年生
●授業に要する時間 : 内部授業3時間×11回、販売実習3回

製品の製造から販売するまでの間に一貫して行っている特長を利用し、企業における製品の開発から製造、そして販売までの一連の作業を全て体験。具体的には、同社の商品の把握と製造工程を考慮させ、安価に調達可能で自分たちが開発可能な商品を選択させる。商品として販売可能か「商品モニターテスト(アンケート)」を実施。アンケートから商品の特徴を表現できるよう自分たちで考え、製造。コスト計算等を行い価格を決定し、販売。販売に当たっては、目標販売数を設定し、販売するためのポスターチラシ等を作成した。その後売上集計や計算報告書を作成して反省点や課題を出した。 

株式会社電通テック

プログラム名 調べよう!記録しよう!伝えよう!中央区子ども自然特派員

企業名 株式会社電通テック
概要 ●実施対象学年 : 小学生4~6年生
●授業に要する時間 : 約5日間

本活動は電通グループの目指す「コミュニケーションの力を社会のために」をコンセプトとし、参加者である小学生が「自然体験」や「観察」のみを終えるのではなく、そこから得た環境や生物に対する知識や意識を「いかにメッセージにして次へ伝え残していくか」というところまでを含んでいるのが特徴となる。

活動内容は、「テーマとなる生物を含む自然観察」「伝えるツール作成」「発表会」であり、本年度はコウモリをメイン生物とし、昼と夜それぞれに観察を行い、「生物の多用性」を学習テーマとした新聞を制作した。

株式会社シマノ

授業名 21世紀の自転車を開発するのは君たちだ!
“こんな自転車(レンタサイクル)欲しかってん!”

企業名 株式会社シマノ
概要 ●実施対象学年 : 小学生5・6年生
●授業に要する時間 : 20時間(シマノ担当時間5時間:第1・2時間目ミッション・自転車分析、第12時間目練り直し、第19時間目最終審査会、第20時間目振り返り)

目標は、子どもたち一人一人に社会に出たときに力強く生きることのできる力、「思考リテラシー」を付けること。思考リテラシーとは、自分は社会や組織の一員としてどうするのかを考え行動することである。授業進行は地域の課題を解決するレンタサイクルを企画せよというミッション出しをし、まずは自転車の構造を分析。次に地域の課題を考えさせた上で自転車を企画し発表する。実社会で実際に経験している社員が自身の経験と重ねて説明することで子ども達も真剣に取り組んでいる。

株式会社ウィザス

プログラム名

子どもたちの将来を見据えた教育の推進「キャリア教育プログラム」

キャリア教育特別講座(キャリア教育講座「みらい」・セルフコーチプログラム)

企業名 株式会社ウィザス
概要 ●実施対象学年 : 小学生高学年~高校(推奨中学・高校生)
●授業に要する時間 : 50分×9単元(1単元完結型/単元の選択可)

キャリア教育特別講座(キャリア教育講座「みらい」)は、身近なテーマから社会の仕組みや自分自身の適性や価値観を知ることを目的としており、勤労観や職業観を育むキャリア教育の大前提としての位置づけの取組である。キャリア教育講座「みらい」(冊子)を使い、なぜ勉強するのかということを気づかせ、本質的な意欲喚起へと繋げる。セルフコーチプログラム(キャリア教育特別講義の後ないしは並行して)、それを日々の生活で実行するためにセルフコーチプログラムの指導は、自己肯定感を育み、勉強や生活に対して前向きに向かう心を醸成する。

社団法人電子情報技術産業協会

授業名 「アルゴロジック」を教材としたアルゴリズム教育
企業名 社団法人電子情報技術産業協会
概要 ●実施対象学年 : 高校1,2年生・大学生・情報科教師
●授業に要する時間 : 50分~110分の授業を1~2回

プログラミングの考え方の基本となる「アルゴリズム」を、ゲーム感覚で楽しみながら学習できるプログラム。

「アルゴロジック」はダウンロード不要。誰でも使える環境を無償提供している。協会派遣の講師による授業に加え、教師自身が授業に取り組んでいる。

授業での使用事例や使用教具、FAQを公開するなど、情報を積極的に発信しており、さらに現場教師との研究会と連携している。

ソニー生命保険株式会社

プログラム名 ライフプランニング授業

企業名 ソニー生命保険株式会社
概要 ●実施対象学年 : 高校生を中心に、小学生から大学生を対象に実施している
●授業に要する時間 : 2時間

学校の総合学習などの時間を活用し、高度な知識と豊富な経験を備えた同社のライフプランナー(営業社員)が講師となり、生徒たちに「仮想の人生設計」にトライアルしてもらう授業。

生徒たちが4~6人で1班になり、1時間目は班ごとに28歳の仮想の夫婦となって、その家族の一生をグループ全員で考える。

2時間目は生徒たちが考えた設計図をLiPSSという当社独自のシミュレーションソフトに反映させていく。生徒たちが何気なく思い付いて書き出したことが、こんなにも人生に大きな影響を及ぼすのだということを一目で感じることができ、授業形式が受け身ではなく「生徒が考え」「講師に質問し」「修正を考え」「講師がアドバイスする」という対話方式のため、生徒が積極的に授業に参加できる。

社団法人東京青年会議所杉並区委員

プログラム名 地域安全マップ作り/市民主導の地域デザイン

企業名 社団法人東京青年会議所杉並区委員会
概要

●実施対象学年 : 地域安全マップ作り:小学校4年生、小学校6年生(推奨学年小学校4年生)
市民主導の地域デザイン:小学校1~6年生
●授業に要する時間 : 90分×3回

地域の人々にとって関心度の高い「地域の防犯」をツールとして、近年希薄になりつつある地域内コミュニケーションの活性化を目指す活動である。具体的には、「事前学習」、「フィールドワーク」、「マップ作り」という3種類のプログラムで構成されている。

更にここで見つけた危険な場所を子どもたちと地域の人々が一緒になって改善するとして、荻窪駅付近のガード下歩道の落書きを消して子どもたちが描いた絵のパネルを設置し、更なる落書きや不法投棄をされないように改善した。街づくりは行政の仕事だけではなく、自分たちが活動すれば街は良くなるということを理解させるプログラムにもなっている。

社団法人電子情報技術産業協会

授業名 中学生・高校生のためのIT・エレクトロニクス講座
企業名 社団法人電子情報技術産業協会
概要 ●実施対象学年 : 中学生・高校生全学年
●授業に要する時間 : 50分~90分(希望に沿って対応)

若年層の理数系離れや理工系大学進学率の低下に歯止めをかけるため、中学校・高等学校に企業の第一線で活躍する技術者・研究者などを派遣し、IT・エレクトロニクス産業の魅力をアピールする。

講座の案内を首都圏・関西圏を中心とした地域に送付。応募された学校の希望テーマに沿って講演する。

主な講演テーマは、「人工衛星の姿勢制御」「デジタル家電とインターネット」「理系の仕事って何だろう?」「理科・数学の勉強が将来どのように役立つか」等々。


経済産業省 キャリア教育 総合情報サイト
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